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トレイルポエマーhide

サラリーマントレイルランナーの綴り言葉です

第27回(マイ)ハセツネ速報

秋の夜長、と言って良い季節間になってきましたね。いかがおすごしですか?

台風19号で被害にあわれた方々、心中お察しします。少しでも前に進むと良いですね。


前日親父の弟である宮城県の叔父から珍しく電話がありました。僕の住む埼玉県は入間川の氾濫がニュースになっていたから心配だったとのこと。

我が家はおかげさまで大丈夫でしたが、こういう時の兄弟のやりとりは心強いな、と一人っ子の僕は思いました。ありがたいもんです。

10月13日の朝方は昨日の暴風雨が嘘のように静かです。僕はハセツネの装備を車に詰めて

あきる野市に向かいました。

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ハセツネカップ、スタートとゴール地点の五日市会館です。人っ子ひとりいません。

広徳寺からスタートします。コースは戸倉三山をぐるりという初コースです。

後で大会の公式ホームページを見て知ったのですが13日、14日はハセツネ全コース試走自粛。特に夜間は危険だから自粛。と書かれてました。最初に見てたら飯能のマイコースに

行ったと思いますが、気づかずに一部コースに入ってしまい大変すみません。


トレイルに入ると細かな枝などはたくさんありますが、特に危険な感じはありません。

変電所横は一部このような水が流れてる場所もありました。

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やはり普段には無い場所から水は溢れてる

ところがあります。これが、コースの予期せぬ場所にあったりすると崩落している可能性もあるのと改めて感じました。

ふたたびトレイルに入りしばらく進みます。

風もありすがすがしいです。

本戦では左に鋭角に曲がる市道山分岐点を真っ直ぐに進みます。少し行くと市道山に到達です。

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確か、数年前にハセツネの試走をして分岐点を見逃した時にはすぐ手間まで来ましたが、

初の市道山です。標高は僕が良く聞くラジオ局の79.5です。

天気が良いため、時折顔を出す開けた景色の

向こうには都会のビル群とスカイツリーが綺麗に見えます。

しかしまぁ、この戸倉三山コース、地味にきついです。今日のために作ってきた脚だから

大丈夫ですが、普段の練習ランなら強度な刺激を入れる時にはいいかもしれません。

約20キロでふたたび広徳寺に戻りました。


のんびりと疲れを取るために地元のスパに向かいます。時刻は18時、きっと今浅間峠を過ぎてちょっと行った場所。ヘッドライトを本格的につけ出した頃です。


お風呂をでたらラグビーが放映されてました。対するはスコットランド。いやはや、日本の選手たちのプレーは、素人の僕にもきつい練習をしてきた自信と気持ちが伝わってきます。スパに来てるお客さんはみんなテレビに釘付けでした。


家に帰ると時刻は21時。マイルールで決めてた2時間ごとの5分の小休憩の4回目、場所は三頭山近辺です。標高も上がりちょっと寒いはず。

テレビで格闘技をみながら晩酌をして部屋に入ります。時刻は23時。第二関門の月夜見駐車場。過去2度のハセツネではここで長時間の休憩を取り、この後身体が動かなくなってます。今年はポカリスエットの補給時間も含めて滞在は10分厳守です。そして僕が一番課題にしていた御前山

手前のえらく長く感じたゆるやかな登りを気持ちを切らさないように登ってる、そんな時刻です。


トレランした疲れでぐっすり寝れそうです。

そう思って寝付いたのですが、目が覚めると

時刻は3時。きっと今頃は大岳山の急な下りに苦戦して第三関門の御岳山を目指してる頃です。 頭でふとそんなイメージして再び寝ます。


また目が覚めると時刻は5時15分。僕は日の出山を後に金比羅尾根を最後の力を振り絞って走っているはずです。

そしてこのブログを書き始めました。

その間に僕はゴールしました。

3度目のハセツネ完走の筈でした。

僕の意識と時間の感覚は今日一日ずっとレースの中にありました。不思議な感覚です。


このブログを書き終えて僕の幻の第27回ハセツネカップは幕を閉じます。

また来年にあの場所で会いましょう。